ニューアイデア満載!これぞ、新世代の輪ゴムマジックだ!
野島×輪ゴム。素材のポテンシャルを証明する全14作品!
コンセプトは「輪ゴムを使ったマジック」。
野島伸幸のオリジナル作品11種、プラス、ボーナス3手順の全14作。
もちろんすべて映像未発表で、新作を多数収録しています。
輪ゴムマジックというジャンルは、ファンも多く、いろいろと研究が為されています。
日用品なので自然で即興性も高く、また伸縮性という顕著な特性を持つためトリック的に大変有用です。
野島伸幸も、かねてより輪ゴムトリックに魅せられ、相当に追求・探究してきました。
その一部は、かつてDVD「インプレッション4th STAGE」でも発表させていただきましたが…
今回、それとの重複がない形で、さらなる研究成果を集大成して一挙公開いたします。
基本的には1本から数本の輪ゴムさえあれば演じられる作品がほとんど。
加えて、カードや紙幣、爪楊枝と組み合わせて演じる「変わり種」作品も何種類か収録しています。
すべて実用的な作品ばかりです。
輪ゴムマジックファンの方は、これはもう必見でしょう。
「まだまだ、新しいアイデアがこんなにあったか!」と、嬉しくなっちゃうこと請け合いです。
また、これまであまり興味なかった方も、これを機会に、ぜひ輪ゴムの楽しさに触れてください。
ハマる人が多いのには、わけがあります。
■1・ラバーバンド・イリュージョン
輪ゴムをかけて留め合わせた2枚のトランプの間に、細長く折った紙幣を差し込みます。
紙幣を横に動かすと、輪ゴムをゆっくりと貫通して、カードの間からエスケープしてしまいます!
某マジックイベントの「お土産マジック」に採用され、高評価を得た実績のある作品。
■2・サムライ・ペネトレーション
半分に折りたたんだ1枚のトランプに、爪楊枝が刺さっています。
いったん外して、カードの内側に輪ゴムを挟み込むように通してから、爪楊枝を穴に刺し戻します。
輪ゴムを引っ張っても、爪楊枝に引っかかって抜けないことを確認した次の瞬間!
輪ゴムは爪楊枝を貫通して脱出してしまいます。
すべてを完全に調べてもらうことができます。
■3・ネジレジア
1本の輪ゴムを、片手の親指と人差指にかけます。
輪ゴムの中央を指先でつまんで揉むと、なぜか、2本のストランドが絡んでねじれてしまいます。
さらに揉むことによって…予想を上回る勢いでたくさんねじれてしまうのです!
横井宗夫氏のアイデアを発展させたトリック。
最後に、指先で揉むだけでネジレを解消する方法も解説しています。
■4・ビクトリージャンプ
輪ゴムを人差指にかけて、そのまま、人差指・中指の2本指に巻き付けます。
手を放して、巻いた輪ゴムをほどくと、輪ゴムは中指に移動しています。
もう一度巻き付けて、人差し指に戻すことも可能。
さらには、全く同じ現象が、なんと「観客の指」を使っても行えるのです。
これはユニークな体感アトラクション型マジックとなります。
■5・ウツリマクル
人差指にかけた輪ゴムが、中指・薬指・小指と、順に目の前で飛び移っていきます!
古典のジャンピングラバーバンドが、ここまで発展できるとは思いませんでした。
マニアも驚愕した究極のバリエーションです。
■6・ウツリマクル 二川滋夫Ver(ボーナス)
同じ現象の、二川滋夫氏によるハンドリングを、ご本人の許可を得て解説させていただきます。
■7・カンヌキシステム
指先に輪ゴムを2重にかけ、指先を広げて、その輪の中に、他の指やペン、デックなどを差し込みます。
指を放すと輪ゴムはペンなどに巻き付いて縛られますが、引っ張ると貫通して外れてしまいます。
独自の「システム」を、その応用例と共に解説。
カードケースに巻き付けた輪ゴムが消えて、中のデックにかかっている、といった現象も紹介。
■8・フレームイン
左右それぞれの親指を輪ゴムに押しつけると、貫通して中に入ってしまいます。
野島が高校生時代に考案したシンプルで味わい深い傑作が、今よみがえります!
■9・世界で一番小さな交換現象
色違いの2本の輪ゴムを、トランプのデックに縦横、十字にかけます。
おまじないをかけると、2本の上下が入れ替わります。
確かに「世界一小さな現象」の1つかも知れません。
あまり不思議に見えないという観客がいたら、実際にやってみてもらいましょう。
できませんので。
■10・スクルードアップ・ハンドカフス
名作「クレージーマンズ・ハンドカフス」の、よりクレージーなバリエーション。
原案同様に2本の輪ゴムをクロスさせながら両手の指にかけて引っ張ります。
ですが、いくら引っ張っても外れない…と思ってよくよく見てみると。
意外なことに、2本とも輪ゴムが中央でねじれてしまっています!
そしてマジシャンは、そのねじれたままの状態で、原案同様に両手を外してみせます。
レフティ平田氏のアイデアを元にアレンジ。
原案を知っているマニアには抜群にウケる意外性がミソです。
■11・アンリンクト・ハンドカフス
これも「クレージーマンズ・ハンドカフス」のバリエーションと言って良いでしょう。
原案とちょっと異なり、2本のストランドがそれぞれ別々に絡み合うように組みます。
2箇所で絡んでいる状態をよく示してから、それを1箇所ずつ外してみせます。
1箇所外した段階では2本の輪ゴムがリンクした状態となるのが、不思議さを高めています。
■12・トリプル・ハンドカフス
これまた「クレージーマンズ・ハンドカフス」と似ていますが、ある点が大きく違います。
輪ゴムを2本ではなく3本使い、真ん中に1本輪ゴムを介した状態で絡めて三連結させます。
この状態から、3本を一気に外してみせます。
この現象は、見たことも聞いたこともなく、恐らく世界初でしょう。
■13・NLR(ノジマ式リンキングラバーバンド)(ボーナス)
奇術探究第6号で発表した作品ですが、映像では初めてご紹介します。
ダン・ハーランの有名なリンキングラバーバンドの、野島によるハンドリング。
何の仕掛けもない2本の輪ゴムが、目の前で繋がって、また外れます。
より大胆な方法で、従来必要だった事前の秘密操作を、手順動作の中に組み込んでいます。
これにより、観客が注視している状態で行えるようになりました。
もう、ミスディレクションをかけて隙を作ってゴニョゴニョ…という「準備段階」は要りません。
クリーンに、公明正大に演技を始めることが出来ます。
■14・トコトンリンク(ボーナス)
これもダン・ハーランのリンキングラバーバンドのバリエーションです。
2本の輪ゴムが、あっという間に繋がって外れて繋がって外れます。
誤植ではありません…現象が、約2、3秒の間にテンポ良く2回繰り返されるのです。
既に「単に繋がる」だけで満足しないマニア専用の作品という認識なのでボーナスとしました。
確かに、マニアの方には、よくウケますよ!
・演技・解説DVD(日本語)
・付録:「ラバーバンド・イリュージョン」用具セット(特殊カード・輪ゴム14号2本)
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