ホリングワース・コレクションの第2弾
1999年にロンドン・コレクションの好評を受けて製作された、ガイ・ホリングワースの最後のビデオです(ビデオ版の発売は、リフォーメーションが一番最初でその次がロンドン・コレクションでした)。ロンドン・コレクションにすっかりやられていた私は、これの発売を知ったときにその足でマジック・ショップに注文しに行ったものです…。
クリーンさと手軽さを追求する代わりに、超絶技巧を裏で繰り返す、マジシャンが見るとよだれが出そうなトラベラーズ。必要な技法はほぼボトム・ディールだけなのに、混ぜたAを自由に出したり途中でバラバラのフェイスを見せたにも関わらず最後をニューデック・オーダーにしてしまうギャンブリング・ルーティン。観客のサインをまるごとすり替えてしまう大胆なアイデアが美しいア・カード・アット・エニー・ナンバーなど…。
期待を裏切らない賢い組み立て方。様々なノイズがそぎ落とされてこの形になったということが伺える、ガイ・ホリングワースらしいエレガントさと巧妙さがどの作品にも詰まっています。
追加フッテージ
今回も、1時間30分近くの追加フッテージを収録。
新しいマジックの他に、ギャンブリング・ルーティンの追加アイデアが多数収録されています。
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トラベラーズ
準備無しで、4枚のAがクリーンに別々のポケットへ移動。
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ギャンブリング・ルーティン
最小限の技術で行う、5段からなるギャンブリング・デモ。
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カサンドラ・クアンダリー
事前にカードを1枚抜き出し、サインしてもらったそれを封筒に入れておく。その後デックから観客がカードを1枚選ぶが、それが先ほどのサインされたカードである。
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エース・アセンブリ
Aが1枚ずつクリーンに消えていき、事前に胸ポケットに入れて置いた4枚のカードと入れ替わる。
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カード・アンダー・ザ・ボックス
集中して見られた状態でも3回連続で行えるカード・アンダー・ザ・ボックス。
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ア・カード・アット・エニー・ナンバー
サインして完全に混ぜたカードがエニー・ナンバーから出現。
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リフォーメーション(演技のみ)
4つに破ったカードが一カ所ずつビジュアルに復元。
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コメンタリ—
ギャンブリング・ルーティンの追加アイデア他、ストーリーテリング形式で行う4枚のモンテ「モントゴメリー」、準備が多かったカサンドラ・クアンダリーをより実用的にした改案「カサンドラ」を収録。
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