ハービー・A・バーグ氏によるメンタルカードマジックのレクチャーノート。 以下本文より抜粋 「インターセプト」とは・・・今までに見たこともない最高のメンタルカードマジックです。 インパクトのあるカードマジックを観客に見せたときの反応が「今のマジックは全然わからなかったよ。どうやったの?」だとすれば、「インターセプトを見せたときの反応は「これは不可能だ。そんなことが起きるはずがない。」になるでしょう。 私はたくさんのマジシャンに「インターセプト」を見せてきましたが、誰もタネを説明できませんでした。 ダイバーノンの「Out of Sight Out of Mind」と原理は似ていますが、手順と当て方はまったく異なります。 「インターセプト」は準備の必要がありません。この作品は即席マジックで、いつでも、どこでも、借りたデックでもできるのです。 現象 デックを観客に渡し調べてもらった後、シャッフルしてもらいます。デックを裏向きにしてテーブルの上にリボンスプレッドして、裏向きのまま好きなカードを10枚ほどランダムに選んでもらいます。 それらのカードを見てもらいますが、気に入らなければカードを再度選びなおすことも可能です。そして、1枚のカードを心の中で選んでもらいます。 心の中で選んでもらいますので、その観客以外に選んだカードの名前を知る方法はありません。 また、演者が抜き取ったカードの表を見ることもありません。 観客に全部のカードをデックに返してもらい、シャッフルします。デックを表向きにし、カードを右から左に送っていきます。その際、観客に心の中で選んだカードをしっかりと思ってもらいます。 その思いを演者はテレパシーでキャッチ<インターセプト>します。1つ2つの質問を観客にした後、テーブルに1枚のカードを置きます。 そのカードはまさしく観客が心の中で選んだカードなのです。
|