野島伸幸氏のレクチャーノートです。 名作をアレンジした作品が収められています。
『フェイク・アンビシャス』 観客に選んでもらったカードをデックの中程に押し込みますが、お呪いをかけると観客のカードがデックの一番上に移動してしまいます。これをもう一度繰り返します。 最後はそのカードを折り曲げて他のカードと区別のつくようにしますが、やはり一番上に移動してしまうのです。
『アラウンド・アンビシャス』 演者はデックの中から一枚のカードを選び、それをデックの中に押し込みます。 お呪いをかけて一番上をめくるとそのカードが出てきます。 今度は観客に指定してもらったカードで同じ事を行い、さらに色々な角度から見てもらうと言います。 演者は前かがみになって上から見てもらったり、下から見てもらうと言って表が良く見えるようにデックを立てて行ったり、ついには後ろを向いて背中から見てもらいますが観客のカードは何度でも一番上から出現します。 最後には観客にデックを手渡して、観客のカードを押し込み、全角度から見てもらいますが、それでも観客のカードは上に一番に移動しているのです。
『ラストトリックその前に』 演者は4枚のAを取り出し、スペードとクラブのカードをそれぞれ離した位置に置きますが、お呪いをかけると2枚のカードの位置が入れ替わってしまいます。 同じ事をもう一度行いますが、今度はテーブルに置いた2枚と手元のハートとダイヤの2枚のカードが入れ替わってしまいます。
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