世界のマジック界にその名をとどろかせるホアン・タマリッツ。 緻密な理論を積み上げ、それをきっちり実践することで並み居るマジシャンたちを煙に巻いてしまう現代の名人です。 その彼がトップマジシャンに向けて、膨大な知識の一端をシェア。 実際に観客であるマジシャンを引っかけてしまう現場を目撃してください!
前半部分にはタマリッツ・スタイルの演技が収録されており、中にはマジシャンに向けた、秘密を明かさないマジックもあります。 次から次へと繰り出される演技とマジックの本質に迫る解説の中で、どんなカードマジシャンにも応用できる知恵と考え方が示されます。
【収録内容】
■シャッフルド・アンシャッフルド(演技のみ) しっかり混ぜたデックが、観客の手によって段階的にそろっていきます。 ■スペクテーター・ロケーター 自由に選ばれた一枚を完全にクリーンにデックに戻し、それをケースにしまいます。 アシスタントとして選ばれた観客が後ろ向きでケースの中から一枚選びますが、それが先程のカードです。 即席のサクラを作り上げ、後処理までも見事なマジック。 ■スリー・カード・サプライズ 3枚の“3”のカードがすべて“7”に代わり、さらにまったく別のカードに変わってしまう。 そして最後には…! ■メモリー・トリック(演技のみ) 「デックの並びをすべて記憶する」と言って表向きにデックを眺めるタマリッツ。 その記憶によって、その場に無いカード(引かれたカード)を当てます。 ■フォロー・ザ・リーダー(演技のみ) 軽快な演技のイメージとは裏腹に、裏ではどれだけ緻密に手順と演出が構成されているかが分かるマジック。 ■フォー・カード・プレディクション(演技のみ) スプレッドされたデックの中から自由に選ばれた4枚を、予言してしまいます。 ■スリー・カード・アクロス 2人の観客にカードを10枚ずつ持ってもらいます。 3枚を移動させるというクラシックですが、それが片方の観客の手の中から1枚ずつ消えたのを確認し、消えた3枚はもう一人の観客の内ポケットから出てきます。 もちろんサクラではありません。 ■カラーチェンジング・ナイフ(演技のみ)
タマリッツが紡ぎ出す不思議のポイントは、細かなポイントやサトルティをどれだけ意識的に積み上げるか。 そのための緻密な組み立て方を細かく解説します。 この部分こそが彼のレクチャーの一番のポイントであり、すべてのマジシャンに見て欲しい内容です。 |