マジック界の伝説、トミー・ワンダー。 観客にとって彼のマジックは、魔法です。 しかしマジシャンにとっても魔法に見せてしまうところが、彼を伝説と呼ぶゆえん。 どういう考え方をすればその域に達することができるのか…。 マジシャンまでもがそう思う彼の頭脳の中身を存分にお楽しみ下さい!
トミー・ワンダーが極めた「タネを知っていても引っかかってしまう」マジックの本質。 このエッセンスをどのように自分の演技に応用し、より上のマジシャンになるかが学べます。 観客が心の底から驚く様子を見れば、自分の演技のレベルを上げたいと痛烈に思うことでしょう。
もしあなたがトミー・ワンダーの演技を観たことがないなら、幸運です。 今まで味わったことのない驚きを体験できるでしょう。もし観たことがあっても、幸運です。 今まで本でしか解説されなかった“本物の魔法を作り出す方法”を知ることができるのですから!
【収録内容】
■デジャ・リバース 2枚のカードを選んでもらいます。2枚ともデックに戻しておまじないをかけると、まず1枚目が表向きになっています。 それを裏向きに再びおまじない。 2枚目が表向きになるかと思いきや、表向きになっているのは再び1枚目。 何度やっても1枚目しか出ないので最後にはそれを破ってしまいますが、次に表向きになったのも1枚目のカード。 破られた方を見ると、それが2枚目のカードになっています。
■エリザベスIV世 マジシャンは透明なフィルム入れた予言のカードを取り出します。 観客に自由に思い浮かべてもらったカードを言ってもらいますが、その予言のカードこそがまさに観客が選んだカードなのです!
■ルービック・カード 並べ替えることによって様々なカードの模様になるブロックが箱に入っています。 初めそのブロックはバラバラの状態でフタをし、観客にカードを選んでもらいます。 おもむろにフタを開けると、ブロックが見事に選ばれたカードの形になっています。
■ソックド・コイン トミー・ワンダーが今まで誰にも明かさなかった独創的なコインのルーティンを初めて解説。 ありえない見え方でコインが観客の手を通り抜けます。繰り返し行えて、テーブルもいらない実践的なマジック。
この他にも「咳止めドロップ」「バニシング・バードケージ」「ブーメラン・カード」「ゾンビボール」「リング・アンド・ロープ」を解説。 特に「バニシング・バードケージ」や「ゾンビボール」では、ここまでありふれたトリックをここまで洗練させることができるのか!と思うような独自の改良を惜しげもなく公開しています。 改良点や、そこに至る過程、考え方も時間をとって解説。マジシャンには必ず見てもらいたい思考方法です。
更に第1巻に引き続きマックス・メイビンとの対談に加え、トミー・ワンダーのステージアクトの貴重なフル・ルーティンも収録!
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