マジシャンは小さなプラスチック製のフタ付きの箱(30 x 30 x 25mm)をみせます。 フタは銀色のキラキラと反射するミラーシート(断熱シート?)が貼ってありますが、その中央部分は抜けていて、プラスチックの透明な状態のままです。 そのシートが抜けている部分に、赤いスポットの付いた白いプラスチック製のボタン(直径12mm)が置いてあります。 そこで、マジシャンはボタンの粒子がとても変化しやすいことを説明します。 「もし、何かの物質でこれに刺激を与えると、熱を発して個体の表面を溶かして貫通してしまうことがあります。」と言いながら、1枚のカードの両面をよく見せます。 そして、そのカードでボタンを軽くたたいて刺激を与えると、ボタンは目の前で、あたかもフタに穴でも開いているかのように箱の中に落ちてしまいます。 お客様に箱を調べてもらいますが、もちろんフタに穴などは開いていません。 でも、ボタンは間違いなく、硬いフタを貫通して箱に入ってしまっています。 フタの穴はすぐに冷却されてふさがってしまったのでしょうか?
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