Project Imagine 1
Daydream
<300セット限定生産>
新沼研のデビュー作にして代表作
あのDaydreamが奇跡の再販!!
こんにちは。
A Study In Secretsの新沼研です。
この度、7年の歳月を経て、私のDaydreamをA Study In Secrets作品として、再販できることになりました。
A Study In Secretsとして活動を始める以前の作品で、皆様から最も再販を望む声の大きかった作品がこのDaydreamです。
7年前、Daydreamが発売された当時、様々な事情から、私自身の手でこの作品を世に出すことができませんでした。Daydreamという名前だけが独り歩きし、「Daydreamって、新沼さんの作品だったんですね。知りませんでした。」と何回言われたかわかりません。
今までずっと、自分の大好きな「Daydream」という作品を自らの手で形にできなかったことが私の中で大きな心残りとなっていました。
それは、三年前にA Study In Secretsというプロジェクトを始めたときも同じでした。いつか必ず「Daydream」をA Study In Secrets作品として、今度は自分の手で形にするんだと強く誓いました。
この三年間で、少しずつ私の作品を気に入って下さる方が増え、お陰様で今では、本当に沢山の方に支えて頂けるまでになりました。
A Study In Secretsをいつも応援して下さっている皆様に、ASIS作品として完全復活した「Daydream」を、今こそ私自身の手でお届けしたいと思います。
Project Imagine
Daydreamは、A Study In Secretsがお送りする新プロジェクト「Project Imagine」の第一作として、再出発します。
「Project Imagine」とは・・・
「観客の想像が現実化する」
このテーマに取りつかれて、私(新沼研)は数多くの作品を創ってきました。
カードを選んでもらう、サインをしてもらう、手の中に入れていてもらう、など、マジックにおいて、観客をどう演技の中に巻き込むかは大きなテーマです。
「えー、私が頭の中で思い浮かべただけなのになんで!」
「想像が実現化する」というテーマは他の現象にはない独特の面白さ、強烈な不思議さを兼ね備えています。Project Imagineは、その面白さ・不思議さを純粋に追求した作品群です。
ラインナップはどれも見た者が言葉を失うほど強力なものばかり。
しかし、全てレパートリーに入れやすいように、難しいテクニックや面倒な準備、覚えにくい記憶事項等は一切要らないように構成しています。
あなたも是非、このとっておきのトリックで、大切な人をきれいに驚かせて、そして楽しませてください。
「Daydream」は、「Project Imagine」の原点となった作品です。
それでは、「Daydream」の現象からご紹介します。
<現象>
あなた(=マジシャン)は赤青、二つのトランプを取り出します。
一つのトランプを広げると、表は白い、印刷前のトランプ(ブランク・カード)です。もう一つを広げると、こちらは裏も表も印刷されている普通のトランプです。
あなたは「普通のトランプ」の方を広げて一人の観客に見せ、一枚のカードを心の中で思ってもらいます。観客が心の中だけで一枚のカードを覚えたら、トランプを閉じ、脇に片付けます。
先ほどの印刷前のトランプ(ブランク・カード)を取り出し、「この表が白い印刷前のトランプが、実は普通のトランプであると想像してください。」と言います。
ブランク・カードを左右の手に二つに分け、「右手にあるのが赤いカード、左手にあるのが黒いカードです。あなたのカードはどちらに入っていますか?」と尋ねます。
観客は、「赤」と答えたとします。
続けて、「赤」のブランク・カードを二つに分け、「右手にあるのがハート、左手にあるのがダイヤです。あなたのカードはどちらに入っていますか?」と尋ねます。
観客は、「ダイヤ」と答えたとします。
最後に、「ダイヤ」のブランク・カードを二つに分け、「右手にあるのがA〜7、左手にあるのが8〜Kです。あなたのカードはどちらに入っていますか?」と尋ねます。
観客は、「A〜7」と答えたとします。
あなたは、7枚のブランク・カードを一枚ずつ、テーブルの上に置きます。観客に自分の思い浮かべたカードと同じカードを指で押さえてもらいます。
「今、想像が現実になります。」
観客が押さえたカード以外のカードは全て、ブランク・カードのままです。
しかし、観客に押さえているカードを表向きにしてもらうと、その一枚だけ、印刷された本当のトランプになっています。
テレビでも実演された
新沼研の代表作
Daydreamはテレビを含め、数多くのプロマジシャンの方に演じられてきたマジックであり、私の創作の中では最も多くの人を驚かせてきた作品です。
創作の世界では、「処女作(デビュー作)には、作家の全てがある」と言われることがあるようですが、7年経過した今振り返ってみると、「Daydream」には、私のマジック創作に対するスタンスが端的に表れています。
私は、不思議でないマジックは好きではありません。
私は、現象が複雑なマジックは好きではありません。
私は、テクニックの難しいマジックは好きではありません。
私は、準備の面倒なマジックや、覚えることの多いマジックは好きではありません。
逆を言えば、不思議で、シンプルで、簡単で、面倒でないマジックが好きなのです。
そんな良いとこどりのマジックはなかなかありませんが(笑)、Daydreamには、その良いとこどりのスタンスがかなり高いレベルで反映されています。
だからこそ、多くのプロマジシャンの方に気に入って頂き、テレビでまで実演されたのだと思います。
数々のマジシャンを唸らせたDaydreamを手にし、プロ顔負けの不思議さで、あなたの観客を楽しませてください。
半自動的に起こる奇跡
Daydreamは、私が過去に発表したマジックの中で、一番簡単に現象が起こせるマジックです。
何故なら、あなたは、観客が見ている動作のほか、シークレットムーブをほとんど何もする必要がないためです。
ダブル・リフトも、カウントも、コントロールも、シャッフルも一切必要ありません。たとえあなたが「昨日」マジックを始めた初心者であっても、Daydreamを実演することが可能です。
観客から見るとあなたは、カードを広げ、分け、テーブルに置くことくらいしかしていないように見えますが、本当にそれくらいのことしかする必要がないのです。
解説書の通りカードを扱うだけで、あなたは見たこともない不思議を観客に届けることができます。
ASIS作品の真骨頂
7年の月日を経て
初めてDaydreamに寄せる
Notes(考察)
ASIS作品の代名詞と言っても良い「Notes(考察)」ですが、今回も7年という月日を経て、初めてDaydreamに関するNotesを書き下ろしています。
Daydreamを考案した当初、Daydreamに対する私の思いは複雑で、一筋縄でいかないものがありました。
7年経って、ようやく私自身がDaydream という作品に本当の意味で向き合えた実感があります。
直感に任せてただガムシャラに作品を創っていた当時の私に向けて、真の創作のために絶対必要なことを、7年経った今の視点で書きました。
私達マジシャンにとって、ちょっと耳の痛い(?)話を自戒の念を込めて書いたつもりです。
ここに明らかにしたのは、あなたのマジックやクリエイションを飛躍的にレベルアップさせる秘訣だと確信していますので、是非心してお読みください。
“Daydreamは、私にとって間違いなく最も大切な作品の一つであり、最も多くの人を驚かせてきたマジックです。ASIS作品として再販できることを心から嬉しく思います。”新沼 研
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・「Daydream」用 特製ギミック・デック 二組
・解説書ブックレット(A5、22ページ) 一冊
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