マジシャンはデックの中のカードを一瞬で全て覚えられるか?! レギュラーデックで、観客がシャッフルした後に行える「メモリールーティン」を網羅!
<内 容> 1)49 Seconds Memory:シャフルしてもらったデックを受け取ったマジシャンは、トップから1枚ずつ表向きに配っていき、好きなところでお客さんにストップを掛けてもらいます。そのカードは見ないで裏向きに置きます。同様に配っていき、あと2回ストップをかけてもらい、ストップが掛かったカードのみ裏向きに配っていきます。すると、表向きのデックの中に、3枚だけ裏向きのカードがあることになります。マジシャンは、「表向きのカードはすべて配りながら覚えていきました。見当たらなかったカードは、xxとxxとxxです」と言って、3枚の裏向きのカードを見事言い当ててしまいます!・・・マークドカードではありません。観客から借りたデックでできます。 ★ ルーク・ジャーメイの挑戦は見事! 2)The Memory Routine:デックを観客に良くシャフルしてもらったら(借りたデックでもOK)、観客に1枚選んで覚えてもらいます。そのカードは裏向きで机上に置いてもらいます。ここで、デックを表向きに両手の間でスプレッドして見ていき、『これから一瞬でカードを全て覚えていってみます・・。』と言って約1分後、『○○と○○の2枚が見当たりませんので、選ばれたカードはそのどちらかですね」と言い当ててしまいます!もう1枚足りないということで、ケースの中を見ると1枚残っており、それが不足していたもう1枚です! 次に、デックを裏向きで机上にスプレッドします。マジシャンが背を向けている間に、デックの左右一方のブロックから1枚取り出して覚えてもらい、これをもう一方のブロックに差し込んだらデックを揃えてもらいます。マジシャンは前に向き直り、デックをスプレッドしてチェックするやいなや、即座に『ここから1枚取られて、ここにこのカードを差し込みましたね!』と、見事カードも場所も言い当ててしまいます! さらに、観客に1から52の好きな数字を言ってもらい、即座に『そこには○○のカードがあります!』と言い切ります。カードを数えていくき、その枚数目のカードを見てもらうと、当たっています! ★ ルーク・ジャーメイの挑戦は見事成功! 3)Mixed Memory:シャフルしてもらったデックを受け取ったマジシャンは、デックを全て記憶していくということで、表向きでデックをざっと見ていきます。その後『どのカードがどこにあるか全て分かります』と言って、デックをカットして即座に4枚のキングを取り出してみせます。次にデックをシャフルしてから、1枚ずつ配っていって5枚ずつの山を4人分作ります。マジシャンのところにある山を見ると、これがフルハウスになっています! ★ ルーク・ジャーメイの挑戦は見事、見事! 4)Shuffle Tracking フェーズ1: マジシャンは、『デックを記憶するだけではカードゲームに勝てず、その後シャフルされても特定のカードの行方を追跡しておかなければいけません』と説明してから、デックをお客さんにシャフルしてもらいます。『こうしてシャフルされても何枚かの塊があるので、追跡できます』と言って、返してもらったデックを机上に裏向きでスプレッドした後、好きな1枚を指してもらいます。その左右両脇の2枚も含め計5枚を取り出します。これら5枚のカードのうちまず2枚を表向きにして『これは当初のデックの17枚目で、これは18枚目だったものです。そうすると指していただいたカードは19枚目にあったカードです・・・』『19枚目は○○だったはずです!』と言って、裏向きの1枚を表向きにすると、当たっています! フェーズ2: 次に、デックをリフルシャフルしてもらいますが、デックは組み込まずにそろえないでおいてもらいます。そして、組み合わせの状態を記憶すると言って、マジシャンはこれを受け取って、そのまま机上にスプレッドします。その後、デックを組み込んでそろえ、好きな1枚を指してもらいます。その1枚をアップジョッグしてから、その両脇の1枚ずつもアップジョッグし、計3枚を取り出します。『先ほどより枚数が少ないので、記憶をたどるのがむずかしいのですが、指されたカードは○○です!』と言うと、これがまた当たっています! フェーズ3: 『もっとむずかしいのは、まったく乱雑に机上で混ぜられることですが、それでもたとえばハートのクイーンを追跡することは可能です!』と言って、今度は机上でデックを好きなようにかきまぜてもらいます。マジシャンはこのデックを受け取って、裏向きで両手の間に広げ、好きな1枚に触ってもらいます。これを表向きにすると、ハートのクイーンです! ★ ルーク・ジャーメイの挑戦はあまりにも見事! 4)The Journal:マジシャンは、古い革張りの日誌を取り出して、各ページを見せますが、そこには文章・図・数式などがあれこれ書き込んであります。マジシャンにとって思い出深い日誌であり、19歳のころに自分のマジック技術の進歩度合を記録していたものであると説明します。その成果を見せるということで、マジシャンはデックを取り出して、それを記憶するという前提の演技をします。 そして、こうして毎回日誌を見ていたので、ついには日誌の内容もすべて記憶してしまったと言って、マジシャンは日誌をお客さんに渡し、好きなページを開いて、そのページ数を言ってもらいます。マジシャンは、そのページに書いてある内容を当ててしまいます! ★ 以上、レギュラーデックで観客がシャッフルしたデックという高いハードルを見事にクリアしたメモリールーティンです。 ★ カードマジック中級者にお勧めです。この機会に、ルークジャーメイの指導を受けて取り組んでみてください。テクニックを誇示することなく、奇跡的な現象を起こすために密かに使うテクニックは必須です。
★ メンタルマジックには珍しく、今回の手順ではカードテクニックを使ったものです。また、ルーク・ジャーメイがメンタリストでもあると同時に優れたカード・マジシャンでもあることが良く分かります。⇒ 付属のビデオ解説を参照 ★ 実は、この解説書、私の大ファンであるルーク・ジャーメイ新作とあって、出版と同時に入手していました。ところが、手順内容は素晴らしいものでしたが、メンタルマジックには珍しくカードテクニックが必要なものばかりでしたので、日本版はあきらめていました。しかし何度かの交渉で、テクニック解説ビデオを製作してくれることになり、それではと踏み切ったものです。解説書の内容も素晴らしいものですが、ビデオのほうもとてもおまけのようなものではなく、これ単体でDVDとして販売できる内容でした。日本版だけの特典になります。 ★ 以下に、本書に書かれているルーク・ジャーメイの言葉を紹介します。
● ここで述べている手順は、私の好きな、カード1組を使った、「メモリー・ルーティン」です。以前に、特別なギミックデックを使った手順を出版していますが、今回のものは、全て観客がシャッフルして渡してくれたレギュラーデックで行うことを前提にしています。 ● ギミックデックを使って得られることは、レギュラーデックでも別な方法でできるだけのスキルが必要だと個人的には思っています。 ● 使用している道具が凄いのではなく、あなたの心の中のスキルが凄いと思ってもらいたいものです。演技を見た観客が語る『一瞬でカード全てを覚えてしまう凄いマジシャン』と言う言葉に勝るものはありません。 ● これから説明する手順は、クロースアップでのものです。同様な手順を、大勢の観客の前で行うステージのショーであれば、今回のようなノー・ガード状態ではなく、ギミックデック、スタックデックと合わせてスライハンドを使うと思います。 ● マジックの現象にはスライハンド・テクニックがしばしば用いられます。メンタルマジックには通常こういったテクニックは避けられますが、私の個人的な意見としては、メンタリストもまずはこういった基本的なスキルは必要だと思います。その後、メンタリズムの演技に入っていくべきではと思っています。 ● 今回の解説書の内容が気に入っていただけることを望みます。また、いつかこのようなノー・ガード状態になった時(準備したデックが無く、レギュラーデックで演じる必要にせまられた時)お役に立つよう望んでいます。-- Luke Jermay in Las Vegas, 2008
<付属の解説ビデオ内容> ● 実際の解説部分は省いています
● カードマジックに必須のテクニック解説ビデオとしても大変価値あるものです。 ★ オリジナルの原書には無い、ルークジャーメイ独自のフォールス・シャッフル、カットがボーナス解説として収録されています。こちらもお楽しみに。 ★ ここで解説される技法は、他のカードマジックにも、またメンタル・カードマジックにも即応用できるものばかりです。今までにメンタルマジック解説書に出てきた『ここでトップカードをピークする』とか『フォールスシャッフルした後このカードを・・』と言った方法がこの映像で良く理解できます。 ★ また、上記映像に紹介されていますように、良く知られた古典的な技法でも、全て彼なりの工夫が凝らされ改善された、「自然に見えて楽にできる方法」が伝授されますので、上級者の方にも非常に参考になると思います。 ★ 特に彼独自のブレークを作らないドリブルフォースは秘蔵のものです。 ぜひ、本邦初公開、いや世界初の「ルーク・ジャーメイのカードテクニック解説ビデオ」をご覧ください。乞うご期待!
商品 1.「49セカンズ」日本語解説書(PDFファイル) x1 2.技法解説ビデオ(WMV、MOVビデオファイル) x1 ★ 上記2点がCDに収録されています。パソコンでご覧いただけます。
★ 本解説書は、Luke Jermayの49 Seconds ?The Card Memory Routine-(2009年発行)の日本語版です。本人との契約により特別に日本語版の権利を受け発行するものです。 ★ また、原書には簡単な技法の説明だけでしたが、日本語版では、これら4技法を特別に映像で解説してもらった貴重なビデオが付属いたします。 ★ このビデオには、さらに限定で特別提供された、彼のオリジナルなフォールス・シャッフル、カット技法2種(リボンスプレッド・フェイクカット、アクション・トリプル・カット)も収録された価値あるビデオとなっています。このビデオは、各種日本語版DVDを製作されている「スクリプト・マヌーヴァ」様のご協力で、全技法に日本語訳のついた日本語版としてご覧いただけるようになりました。お楽しみください。 |