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コールドリーディング・フォー・マジシャンズ

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勉強熱心なマジシャンの方や、メンタリズムがお好きな方なら
聞いたことのある言葉かと思います。
　
「リーディング」とは、相手の持っている情報を
読み取ることを言います。
心の中を読み取るということが多いですが
それだけではなく、現在や過去の情報を読むこともあります。
　
マジックなどでは、相手の顔の表情から読み取って
カードを当てる、などと言う演出がありますが、これも
リーディングしていることになります。
　
占い師などの場合ならば、手相から相手を読んだりします。
これはパームリーダーなどと表現されます。
　
不思議な技術や力を使って、相手が表現してないはずのことを
読み取っていくのがリーディングといえます。
　
そして「コールド」という意味ですが
これは「準備なし」という意味です。
　
つまり、コールドリーディングとは
前段階の準備なしで
相手の持っている情報を読み取っていく
ということになります。
　
例えば、町にいる占い師が
相手の名前と生年月日だけを聞いて
その人の家族構成や幼少期の出来事
そして、今現在の悩んでいることなどを
ずばずば言い当てる、などと言う状況を想像してみて下さい。
　
恐らく、その占い師には
特殊な力があると信じてしまうでしょう。
だって、全くの準備なしで自分の過去やパーソナルな
情報を読まれているわけですから。
　
でも、これを技術で行うのが、コールドリーディングなのです。
なので「偽占い師のテクニック」などと称されることもあります。
　
・悪用は厳禁です！
日本で「コールドリーディング」という言葉が流行ったのは
2005年くらいからでしょうか？
石井裕之先生が書籍を出版し、大ヒットしました。


ある種、スピリチュアルへの警鐘のようなものでもあり
偽占い師や偽霊能者の手法を暴く的な側面も
持っていたかと思います。
　
コールドリーディングの技術を使うことで
まるで相手のことを読み取れる能力を持っているかのように
振る舞えるため、深く信用されてしまうからです。
　
実際に過去の有名な占い師なども、こういった
コールドリーディングやその他のテクニックで
不思議な力を持っているかのように振る舞っていた
そんな疑いのある人たちはいるようです・・
　
マジシャン近辺の分野に絞ってみれば
メンタリストが頻繁に使う技術になってくるとは思います。
　
メンタルマジックやメンタリズムをする際に
相手に対して全く情報が無い状態からでも
相手の事柄を言い当てることができるわけですから
そりゃあ、使い勝手はいいわけです。
　
ただ、今の日本ですと、メンタリズムとは「何かを当てる」
というイメージが強いかと思います。

相手が選んだものを、質問をしていくだけで見事に当てたり
どこかに隠してある物を、相手の表情を見ながら探し当てたり
多量の言葉を相手に投げて、そこでの変化を素早く見抜いていく
そんな感じではないでしょうか？
　
実際のメンタリズムはもっと占いなどに近い感じに
なってくると思います。
　
演者の起こす現象を見ていると
本当に不思議なパワーを持っているのでは？
疑いたくなるのですが
最初からエンターテイメントであることは
明示されているわけです。
　
それでも思わず「・・・もしかしたら？」
と思わせてしまう技術の一端が
コールドリーディングと言えるでしょう。
　
そんな偽の占いや、メンタリズムで使われる
便利でパワフルなテクニックですが
もちろん「マジシャン」だって活用はできます。
　
・バランスは難しい
ただ、マジシャンはメンタリストなどと
非常に近い存在のために、コールドリーディングを使おうとすると
ほぼ「メンタリスト」になってしまいがちだと思います。
　
相手の心を、準備なしで読み解くパワーを間近で見る機会も
普通の人よりも多いために、思わず使いたくなって
しまうのでしょう。
　
そういったこともあって
「マジシャン向けのコールドリーディング」
というものは、バランスが難しいのだと思います。
　
恐らく相当に軽いタッチでとらえておいた方が
使い勝手はいいですし、パワーに魅了されてしまうことも無く
マジシャンという自分のスタイルを保てるかと思います。
　
なのでイメージとしては「コミュニケーションツールの１つ」
位に考えておくと、コールドリーディングが使いやすいと
思います。

　
メンタルマジックをやったことがあるのでしたら
お分かりだと思いますが、想像以上に
相手へインパクトを残します。
　
そういったインパクトはマジックにお任せするとして
相手とのコミュニケーションをとる際に
少し円滑になればいいなと思うわけです。
　
レストランなどで演技する際に
その場の空気を和ませる作業が必要になります。
アイスブレイクなどと言うものですが
そういったことに、このコールドリーディングが
利用できるのです。
　
ほんの少し、相手の心を開かせる
ほんの少し、相手のことが分かる存在になる
ほんの少し、リラックスできる人になる
　
そういったことができると思います。
　
・で、ノートの内容は？
じゃあ結局ノートでは何が学べるのか？と知りたくなると思います。
タイトルは「Cold reading for Magicians」
マジシャンのためのコールドリーディングです。
　
全体は4章に分かれていますが以下のようなことが学べます。
　
マジックの分野の中で、恐らく一番稼げる分野を知っていますか？
　その分野にいる人は、大きな声でこのことを言わないのです。
コールドリーディングを演技に混ぜるマジシャンとそうでないマジシャン
　どちらが記憶に残ると思いますか？
　ちょっとしたことが、観客の心に大きな差を作っています。

知らない間に観客の知性や性格を笑いものにしていることはありませんか？
　他人事ではないマジシャンは多いように思えます。

お客様の前でマジックを演じる目的を分かっていますか？
　この目的を分かっているなら、いかにコールドリーディングの価値があるかも
　理解しているはずです。

意味が分からない事でも、観客には心地よく聞こえる？
　これがマジシャンが扱うコールドリーディングの極意と言えるでしょう。

文章の向こうから、ウェブスター氏があなたをコールドリーディングしてきます。
　どれくらいの精度でリーディングされるのか、あなたが感じてみてください。

もし実際に相手を目の前にしたら・・・無限にリーディングしていけるでしょう！
　実に基本的なそのポイントたちを学んでみてください。

相手の心理を読み取る、体の基本的な動きを知っていますか？
　これを知っていれば、リーディングだけではなく、日々の生活でも
　役に立ちます。

ウェブスター氏は、マジックを演じる際にリーディングに多くの時間を
　かけることがあるそうです。その理由は？

リーディングを使って、仕事を取ってくる方法とは？

リーディングは難しい？・・・心配する必要はありません。
　マジックのテクニックを覚えるよりも簡単なことで、それ以上に効果があります。

適当に書かれた文章が４０％以上の人へ完璧に当てはまり
　８７％の人はほぼ自分の事であると思ってしまう！
　この実験を信じられますか？

難しく考えることはありません。
　あなたしかできない、シンプルなコールドリーディングの方法があります。

相手の目には、才能あふれる素晴らしいマジシャンに見える！
　コールドリーディングを使うことで、そのようになるのです。
（もちろん、仕事もチップも増えることでしょう）

観客に何でも言えばいいわけではありません。
　絶対に外していけない１つのポイントがあります！

単なるアンビシャスカードの手順が、お客さん個人の事柄に関わる
　とても記憶に残るものにすることができます！。

非常に役に立つ参考文献の一覧もまとまっています。
　もちろん、他のメンタリストなどが勧めている本も入っています。

コールドリーディングのキーになるポイントを知っていますか？
　これは、マジックだけではなく様々な所で活用できる能力になります。

まずは真実を言うことから。とはいえ、全ての真実を言えばいいわけではありません。
　その際の注意点と、そこからコールドリーディングに続く道筋を知っていますか？

もちろんメンタリズムでコールドリーディングは活用しがいのあるものです。
　それ以外のマジックに関しても、多数の実例を見ることができます。

コールドリーディングの経験を積んでいく、一番の方法を知っていますか？
　シンプルで、効率的に学んでいける方法です。
　
ノートはA4サイズで22ページと
一気に読めるくらいの厚みではありますが
そこに書かれている内容は、繰り返し読んでみると
新たな側面が見えてくる、深い内容になっていると思います。
　
占いやメンタリストとしての活動もしているウェブスター氏が
「マジシャン」に必要なレベルに抑えて、重要なポイントを
語ってくれていることも、お勧めできるポイントです。
　


　
メンタリズム・メンタリスト向けのコールドリーディングではなく
マジシャンに向けているものですので、比較的シンプルな内容になっています。
　
ただ、今後メンタリズムを演じていきたいと思うのでしたら
学びになる内容になっていますので、是非目を通してみてください。
マジック以外の大きな武器を手に入れることになるでしょう。
 
 
 
 
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