2組のデックから選び出された2枚のカードが、完全一致!
易しく演じられ単純明快・超不思議!新たなる傑作、誕生!
「22(Twenty-Two)」 のミリオン級メガヒットに続き、
「magic bar COT'n 7周年記念作品集 DVD」 でも話題を呼んだ
マジックバー・コットンのマスター、遊(ゆう)氏の新作です。
マジシャンはカードケースに入った2組のデック(赤裏と青裏)を取り出し、
まず最初に、両方とも、ケースの表面に「ふせん」を貼ります。
お互いに1〜52の中で数字を決める、と説明しながら、片方のデックを観客に渡して、
もう一方は自分(マジシャン)が持ちます。
観客に、偶数か奇数かを自由に選んでもらい、その指定に従って演者と観客とで
「偶数担当」と「奇数担当」を分担します。
そしてそれぞれが決めた数字を、ケースのふせんに書き込みます。
デックをケースから出して、今決められ、ふせんに書かれた数字の枚数目まで配っていき、
その枚数目のカードを抜き出します。
もう一方のデックでも、同様に枚数目のカードを抜き出します。
それぞれのデックの異なる枚数目から抜き出された2枚。
その2枚の表を見ると、全く同じカード…完全に一致しているのです。
シンプルな原理を活かして、巧みに観客心理を操りながら、不可能性の高いエフェクトを構築しています。
この手のマジックにありがちな「観客が決めた数字に応じて何かを調整する」必要は一切ありません。
数字は、マジシャンのほうが先に提示しています(観客の数字によって演者の数字を変える、という
「後出しじゃんけん」ではありません。)
カードをケースから出すときも、怪しい操作はありません。
単に出すだけで、観客自身の手で取り出してもらうことも可能です。
演技全般に自然でスムーズ、怪しい点が見当たりません。
事実、演じる側も全く難しいことを考える必要はなく、スタックの記憶や計算など一切不要です。
もちろん、テクニカルな操作も一切ありません。
この2組のデックさえあれば、どなたにも簡単に、すぐに演じられるマジックです。
原案者の演技はとにかく自然で、基本的な原理を知っていたとしても思わず騙されてしまいます。
一部「エキボック」的な原理を使用してはいるのですが、明示的な「言葉」によらず
動作による暗示的な手法が使われている点が巧妙。
「言語」に頼ると観客の論理的な思考を励起・喚起してしまう結果になりがちですが、
この作品ではあまりにもサラッとこの手の原理が使われているため、知っている人でも
スルーしてしまうほどです。
マジシャン側の負担も少ない(あまり考えずに演じられる)構成です。
「Do As I Do」的な、「二人で同じことをしよう」ミスディレクションも驚くほど効いています。
巧妙に仕組まれた罠、巧みな構成をぜひ玩味いただければと思います。
リセットも簡単です。
・必要なトリックデックのセット 一式(使用するツーデックの完全セットです)
・実演・解説DVD(日本語)
・「ふせん」付き
※サインペンなどは各自でご用意ください。
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