ベストセラーを提供し続けてきたハーベイ・バーグ氏の秘蔵のレクチャーノートの日本語版がようやく完成しました。
その名も「THREE DEGREES:スリー・ディグリーズ、3つの課程」。全てはセルフワーキングで演じられる、強力なサイキックパワー<透視能力、テレパシー>の3手順です。
<現象1:学士課程>
デックを客に渡します。 客にカードをシャフルさせてから、他の3人の客にそれぞれ13枚ずつのカードの組を配ってもらいます。 こうして4つの組を作ってもらいます。 「さてこれから、これまでは不可能だと思われてきたあることをやってみたいと思います。あなたから発信される思考の波をとらえてあなたが手に持っているすべてのカードを当ててみたいと思うのです。私はすべてのカードを当てられるとは思っていませんが、どのくらいうまくいくかはあなたがどの程度うまく思考の波を送れるかにかかっているのです。」 「あなただけがカードをシャフルしたことを思い出してください。それからあなたは四つの組を配り、そのうちの一組を選びました。どの組を選ぶかは私にはわかりませんでした。またそれらのカードが一組のどのあたりから配られたものかもわかりません」 四つの組の一つを自由に選んでもらい、離れた所からその選ばれた組のカードを全て言い当てて見せるのです! カードは客がシャフルしたデックから配られたのですが、当たってしまいます。 「今日はついに13枚全てを当てることができました。あなたの強いイメージと集中力のおかげです。ありがとうございます。皆さん彼に拍手を。」
<現象2:修士課程>
デックをフェースアップで拡げ怪しいところがないか調べてもらいます。(ノーマルデックです) 客に注意してデックをチェックしてもらいます。52枚のカードからなり、同一カードや足りないカードがないか、細工がしてないか等です。裏側もマークがされていないかを見てもらいます。 客がカードをシャフルし、13枚のカードを配り出します。その13枚をよく混ぜてもらいます。あなたは離れた所から、客がシャフルしたばかりのデックから配り出された13枚全てのカードを当ててしまいます!
★ このエフェクトはノーマルデックを使うという点で、学士課程とは異なります。演技終了後、客にお土産にあげても良いし、他の手順に使ってもかまいません。
<現象3:博士課程>
デックがフェースアップでスプレッドされ、チェックされます。一人の客にそれが52枚からなるノーマルデックで、同じカードが二枚あったり、足りないカードがあったり、カードに細工がされていたりしないことを調べてもらいます。裏側もマークがないかどうか見てもらいます。 カードを調べたらシャフルしてもらい、他の3人の客の分も含めて13枚ずつの四組のカードを配り出してもらいます。それぞれの客に自分の組をシャフルしてもらったら、その中の一組を自由に選んでもらいます。(前述のエフェクトとはここが異なります) 離れた所から、シャフルされたばかりのデックから配られ、自由に選ばれた組のカードをすべて言い当てて見せるのです!
★ またさらにもう一つ選ばれた組のカードもすべて当ててしまいます。残りの二つの組についても同様です。四つの組のうちどの組が選ばれても出来ますし、一つの組のカードを当てている間に、違うカードを言ってそれがどの組にあるかを指し示したりも出来ます。 ★ すなわち、客がチェックし、シャフルしたデックから配られた四つの組のどのカードも言い当てることが出来るのです。あなたはシャフルの後はカードに触りませんし、その近くにもいないのです。 ★ これがThree Degreesの枠組みの中で可能な究極のやり方だと思います。またこれがデックを使ったマインドリーディングに似せた究極のエフェクトでもあると信じています。 ★ 52枚のカードを言い当てるのは少々時間がかかります。そこであなたの腕次第でこの博士課程を単なる一つのカードトリックではなく、一つのショーとして演じることも出来るでしょう。
<ボーナス・エフェクト:Fait Accompli>
Fait Accompliはラジオで聞いている人に直接演じることが出来るというユニークな価値を持っています。
★ 最大の特長は、新品の封をされたデックを開封するところからできる点でしょう。要は全く準備不要です。
観客にデックの封を切ってもらい、シャフルし、カットし、いろいろなやり方で配ったカードの順番に、後でよくチェックしても説明のつかないことが起こるのです! ★ どうしてそうなるのか、必ず終わった後には質問攻めになるユニークな現象です。
★ 3つの現象は似ていますが、学問の世界と同じく課程が進むにつれてより難しくなりますが、得るものは大きくなります。
★ 第一レベル(学士課程:とても簡単な演技)から第二レベル(修士課程:簡単な演技)、第三レベル(博士課程:ある程度の頭の中での操作が必要。ただし、それほど難しくはない)と進むにつれて強力なものになっていきます。
★ <第一課程>はギャフデックを使います。その後3年掛かって、とうとうレギュラーデックでそれを行う方法を思いついたのです。それは<第二課程:修士課程>となりました。そして修士課程を洗練されたものに仕上げるために作業している間に啓示を受けて<第三課程:博士課程>が生まれたのです。これがThree Degreesが行きつける最後の形だと思っています。
★ こうして今や客にレギュラーデックを調べさせ、シャフルさせ、13枚ずつの四つの組を配らせて、そのうち好きな一組を選ばせ(第二組、三組そして四組でも、どんな順番でもOK)、カードに手を触れることなく、そばにいることもなく、その組のすべてのカードを言い当てることが出来るようになりました。
★ カードはマークされていませんし、どんな形ででも細工はされていません。
★ ここで正直に言いますと、これらの演技を行うためには覚えることがあります。でも恐れないでください。当店にて、誰でも簡単に覚えられる<イメージ連想記憶法>を用意いたしましたので、しばらく時間を掛けて取り組んでいただければ、習得は決して難しくありません。(どうしても無理な方には<カンニングシート>を使ってのアドバイスもあります)
★ スライハンドは使いません。実際のところ、観客の中から自由に選んだ一人の客にデックを渡してからは、あなたはデックに触りません。カードから離れて、例えば客席に座っていても良いのです。目隠しをしても良いですし、隣の部屋にいても良いのです。客がカードをシャフルし、配るのです。それでもあなたは配られたすべてのカード:客がシャフルしたばかりのデックから配り出されたカードを言い当てることが出来るのです。しかもカードはマークされていたりしません
★ この「スリー・ディグリーズ」は三つのカードトリックに留まるものではありません。それはあるシステムあるいは原理に基づくもので、この本にあるものだけでなくもっといろいろなエフェクトに応用できるものです。
★ 一枚のカードを不思議にも当ててしまうというだけでなく、客によって持たれている組のカード全てを、当ててしまうという強烈な演技が可能です。
<商品>
日本語解説書(A4,32ページ)
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