「Messenger」は、新沼研氏と、「Dream Tour」「Dream Tour 2」の作者であるDavid Yoshida氏とのコラボレーションから生まれた、A Study In Secrets最新作です。
ポストカード、という身近な素材を使って、不思議に、そして、印象に残る作品に仕上げました。
「Messenger」には、特別デザインの絵はがきが、15枚付属しています。
表面は、全て国ごとにイメージされたデザインとなっています。
一方宛名面は、全て共通。宛名面を裏として扱うことで、様々なメンタルマジック等に応用可能です。
「Messenger」は、David Yoshida氏の「Dream Tour」に刺激を受けた私(新沼)が、実際のポストカードで演じるために構成した3つの手順を収録しています。
どの手順も非常に少ない負担で演じることが出来ますが、ちょっと油断していると、マジシャンでも引っかかるように構成しました。
しかし何よりも、「Messenger」は、その名の通り、観客にメッセージを伝えるためのマジックです。
「ありがとう。」「ハッピーバースデー。」「結婚おめでとう。」「これからも宜しく。」「元気でね。」等々
「Messenger」に収録された手順ではどれも、最後にメッセージ付きのポストカードを観客にプレゼントすることができます。
何気ないメッセージも、「Messenger」を通じて伝えることで、特別なメッセージになります。
あるいは、ちょっと照れくさいメッセージも、「Messenger」を通じて伝えることで、自然に伝えることができます。
是非、あなたの大切な人に、メッセージを伝えてください。
もちろん、「The End」「Thank You」等と書いておくことで、一般的なエンディングとして、クライマックスを飾ることも可能です。
「Messenger」には、下記のルーティーンが収録されています。
よくシャッフルされた、ポストカードの束から、一枚選んでもらいます。
どのカードが選ばれるかは分からないはずですが、あらかじめテーブルに置いてあった封筒から、同じ柄のポストカードが現れます。
さらに、観客の選んだポストカードの裏を見ると、観客へのメッセージが記載してあります。
他のカードには、メッセージはありません。
カップルの観客に手伝ってもらいます。
十数枚の絵はがきの中から、各人の選んだ数字に従って、一枚のポストカードを各自心の中で覚えてもらいます。
あなたは、二人のイメージを読み取りながら、最終的には一枚の絵はがきを示します。
二人は偶然にも同じポストカードを覚えてしまったのです。
さらに、そのポストカードを返すと、そこには二人に向けられた、メッセージが書かれています。
David Yoshida氏のDream Tour 2に収録されている、「Welcome Home」を発展させた手順。
あなたは観客と二人で9枚のポストカードをシャッフルします。
9枚の絵はがきを3×3の正方形に並べます。9枚の絵はがきの中から、自由に一枚の絵はがきを選んでもらい、その上にコインを置いてもらいます。
あなたは、「これから、ちょっとしたゲームをしてみたいと思います。」と言って、手紙を取り出します。ここから、手紙の指示に沿って、観客にコインをすごろくのように動かしてもらいます。
観客は自由な選択を元にコインを動かし、最終的に一つの国に行き着きます。例えば、そこはカナダであったとします。手紙の続きを読むと、「あなたが行き着いた場所は・・・カナダです!」と行き先があらかじめ予言されているのです。
さらに、行き着いたポストカードを裏返すと・・・そこには、観客の名前とメッセージが書かれているのです!
「ポストカード」という題材に出会ったとき、以前から思い描いていたトリック、現象、テーマが絡み合うように、一つになりました。このポストカードを使った手順は私自身が、本当に欲しかったものです。 - 新沼 研
旅先で集めた絵葉書をテーマにした『おしゃれなマジック』に仕上がりました。 最後に、カードに添えたメッセージもプレゼントできます。不思議さに加えて、あなたの気持ちも伝えることができる素敵なマジックですので、可愛がってください! - David Yoshida
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